南あわじ諭鶴羽の山桜
桜の木は花が咲く前、蕾がまだ堅いこの寒い時期に幹や枝にも花の色になる赤みの色素を多く溜め込むのだとか。昨年友人の家が所有する山で倒れていた山桜を切り出して製材してみました。大木では無いとは言え人力でしかも足場の悪い斜面で老体には重労働ではありましたが、「何か」になればとトラック2杯分を運んでみました。立て掛けたり桟積みをして約一年経過、十分に養生できていないので暴れまくりで割れたり反ったりひねったりですが、細いながらも赤身は奇麗な桜色です。『何』にしてみようか、と。
最後の写真はオマケで近所から運んで来た鮎原の山桃、モチノキ、漆、ウバメガシ等々。大半はストーブの薪用ですがクヌギは椎茸栽培用に最適、カシは鉋の台が出来ます。
『+』
日の入り/17:44
これから春に向けて三寒四温のころ、今日は暖かい温の方の好日でした。そして気がつけば日が長くなったもので、この季節西の窓の真横に沈む夕陽が5時半になってもまだ眩しく差し込んで来て季節のうつろいを感じます。在庫切れになったトレーを10点程仕上げました、大きさ、材の組み合わせ、価格もそれぞれ違いますので後日また明細をこのページにアップします。
『春陽荘』
淡路島の洲本市にあるこの屋敷には貴賓館、客殿、寝殿、常住殿、土蔵など8棟の立派な建物があり、造船業で富を得た岩木家の社長宅兼事務所として昭和16年に建てられたもので平成16年に国の有形文化財に登録されています。申し込み予約によりガイド付き見学の他、各種文化体験、各種催事の貸し会場、また貴賓館は一棟貸しで宿泊施設として利用する事が出来ます。現家主の高山傑氏はこの春陽荘の屋内外の再生事業に取り組み、それを継続することは勿論、建物の一部の給湯、暖房に薪ボイラーを使用し廃材を燃料に利用する、また庭木への散水は雨水を地下に貯めて利用するなど環境に配慮した取り組みにも積極的です。常住殿の厨房(写真)は料理教室や催し物の際、また宿泊客が利用できるように機能的に改装され、今回は栗材のカウンター(竹天板)などを制作協力しました。厨房内外の仕切り衝立を付けたのは、週末甘味処としてオープンも予定されているからだとか、楽しみです。
直接のお問い合わせは、090-4309-7973(高山)まで。
2017年 新年あけましておめでとうございます
1997年、岐阜県付知町から兵庫県に戻り篠山でスタートさせたアトリエKIKAは今年で20周年を迎えます。あっという間の20年、おかげさまで20年、まだまだこれからという20年ではありますが、インテリア、家具のデザインを仕事にしていた私が制作者に転身し、その想いを持ったまま作り手としても手を動かし始めたので、今でも木工家でありデザイナーであると自認し、その考えのもとでお客様の幅広いリクエストに応えて多くのものを作れて来れたのではないかと振り返ります。さかのぼれば美術大在籍中はプロダクトデザインを専攻し、自動車を作りたい、生活家電も面白そう、建築にも興味があると気が多い学生でした。職業としてもの作りに携わり始めてから会社員として7年、木工修行1年、そして独立して20年、制作の領域は限られたとは言え多くの方々と出会い、関わり、様々なものを作り続けられている事は本望です。現在は未だ折り返し地点くらいのつもりです。今後の20年プラスαはその領域はまた少し絞られてもいい、しかし広い意味で「その一点一点の密度を更に高めること」この辺りがテーマとなるはずです。そして皆様に満足して頂くものを作る事は勿論の事、本人もこの世界で増々楽しませて頂きます。 今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
O様邸(芦屋市奥山)/コートハンガー
今年も皆様ありがとうございました
今年も一年間いろいろとありました。中でも夏に指を怪我した事は本人にとってはそれなりに大きな出来事であり、作業の休止期間も有りましたが、普段考えないような事にも想いを巡らす機会となりました。仕事のこと、家族のこと、世の中のことも少し等々、その間も必要な時間を過ごす事が出来たと感じています。そしてここ数年、年越しでするようになっている年賀状を用意し書く時間は一年を振り返って新たな出会いへの感謝、また旧知の方々の事を想ってみる豊かな時間となります。あれこれ想い大晦日から元旦を過ごしたいところですが、今年は町内会役員の仕事で地元鮎原の河上神社天満宮へネクタイ締めて夜半から出掛けます、初詣参拝者へ神矢などの販売や神酒拝戴のご奉仕、焚き火もし朝4時ころまで居る予定ですので島内の方は是非参拝にお出掛け下さい、学問の神様です。
今年も皆様本当にありがとうございました。良い新年をお迎え下さい。
削り 〜 仕上げ・納品
本日納品完了、訳あって実物はまた後日の紹介。
1/10スタディーモデルもお客様のコレクションの仲間入りです。
L=4,200 /ミズメ・WN カウンター
玄関収納/ B&W
木取り・習作・仕込み 〜 仮組
サプライズ/Long table
「目隠しの建具を外すとテーブルがセッティングされた部屋が現れる」というサプライズ。
高校の同窓生の旅行で淡路島に来られてアトリエKIKAに立ち寄ったAさんはその日の内にこちらのショールームで来客用に使っていたLongテーブルの購入を決め、椅子も2脚注文、そして約1ヶ月後の昨日、追加の連絡を頂いたトレーも一緒に丹波市のご自宅に届けてきました。早速そのテーブルでコーヒーを頂きながらお話を伺っていると、2年前に故郷である丹波に戻られ購入した古民家を自営業の傍らご自分でリノベーションしながら住まわれているのだとか、出来た部屋を案内して頂きましたが何とも味わい深い、生き生きとした家になりつつありとても感心しました。(大工仕事はAさんの本業ではありません)
この部屋は奥さまが仕事に出ている時間帯だけ作業をしてあとは仮設の建具で目隠し、そしてテーブルを搬入した昨日は何とか間に合ったと照明器具もご自分で設置されていていよいよ部屋をオープン。この後何も知らず職場から戻った奥さまが驚く!という仕掛け。Aさん大丈夫?と少しだけ心配しながら戻って次の連絡を頂けるのを待っていたところ今日の朝早速とても弾んだ文章のメールが届き万事上手く言ったとのこと。そこには奥さまは想像以上の反応で本当に良く喜んでくれたこと、同窓生にもLINEを送ると素晴らしいと絶賛されたこと、離れて暮らす二人の子供さんもおやじかっこいいぜーと喜んでくれたこと、奥さまとは夜中まで笑いと話が尽きず楽しい時間を過ごされたこと、それに素敵な家具をありがとうという言葉も添えて頂いた文章が楽しげにあり、Aさん家族の素敵な一日にふれることができました。
もう一匹いる彼女のやんちゃな相棒君は一枚も写真に写っていない、、
2011年5月 制作/2,520mm×865mm×730mm ウォールナット材 oil仕上げ
1/10 スタディーモデル 〜 1/1 モックアップ
A-1 dining chair
