日曜日も
デイベッド制作中
山から街へ出かけてみようか
山から街へ出かけてみようか
年始、欅と桧から
年始、欅と桧から
2018年 始動
今年も皆様ありがとうございました
今年はどういう年だったか、大晦日にはどうしても振り返るものですが、印象に残っている事は「野球」、このページではほぼ仕事にまつわる事を記事にしてきましたが今年最後は6年生の次男が先日卒部した少年野球の事を。今は私達の年代が少年野球をしていた頃と大きく違い保護者がチームに関わる割合がかなり大きく、母親達は日々マネージャーのような仕事から公式戦では場内アナウンスなども、父親達も試合のグランド作りから審判まで、仕事は他にも多々あり子供達が出来るだけ良い環境でスポーツに専念できるようにしてあげます。最終年の6年生の親が保護者会の中心になるのですが今年は私もどっぷりと週末は参加、夏には高知県遠征まで試合ごとに各地へ帯同しました。その中で我が子のみならずチーム全員の子供達の大きな成長を目の当たりにできた事が何より嬉しく思えた事、なのです。一昨年新チーム結成の頃はまだまだ纏まりも無く、士気もばらばら、試合では大事なところで粘れない、しかし春を過ぎた辺りで大きな大会を一つ獲るとチームがぐっと結束し始めたのを感じました、しかし良い思いの後にはまた足並みがそろわなかったり、それでも関わる大人達(指導者、保護者)は時には厳しくすれど基本的には伸び伸びと野球をさせてあげようとという思いを共有できたように振り返ります。そうすると子供達は自然と自分達でまた考え、助け合い、補い合い、修正し、纏まりのあるチームへと成長する。少年野球で強いのは元気で楽しそうでそれぞれの個性を本当に活かせるチームワークの良いチームです、そう実感しました。そしてこのチームは年間で優勝5回、準優勝5回と大小の大会で素晴らしい快進撃の良い結果を残したのです。中でも地元に所縁のある阿久悠杯第10回瀬戸内少年野球大会の優勝、第50回兵庫県夏季選手権県大会の準優勝は大したもの、そして皆が獲りたい獲りたい、獲るんだと臨んだシーズン最後の全淡大会で決勝戦延長11回の末勝ちとった優勝、最後にマウンドに集まった子供達は最高の笑顔と涙を見せてくれました。(大人達もまたスタンドで・・)写真の記念バットは自分達で本当に良いチームを作り上げた6年生11人それぞれに卒部の日サプライズでプレゼントしてみました、物ではないのだけどこの経験を一生心に刻んでおいてもらいたいと。
今年も皆さま本当にありがとうございました、良い新年をお迎え下さい。
第41回全淡少年野球大会、決勝戦のスコアボード、大会本部も全淡球史に残る名試合と絶賛(洲本市民球場)
鮎原ガッツファイターズ 初優勝!
スツール/stool
身近な木(材木として流通しているものでなく)でスツール/stool 。これもなべ敷き同様、有る材に合わせて木取り座面の大きさ、脚の太さを決めて、同じものは多く作れませんが、日本中どこにでも木は育っているのだから近くで手に入った材で物を作るということは自然なこと。このスツールを組み立てていて何らか気持ちがスッキリしたものです。モノクロ写真中央上から時計回りに、クヌギ→山桃→クヌギ→ウバメガシ→山桜→山桃、虫食いがあったりワレがあったり、上等とは言い難いけれど個性は抜群、どれも近くの土地から集まったものです。当面たくさんの材を集められる訳ではないので多く作ろうという欲は持たず、従来の注文に応じて様々なものを作るという姿勢の中に仕事の幅の一つとして続ける取り組みとなりそうです。ですから勿論これらは商品。またこんな木を倒したのだけど、これで何かを・・という依頼も樹から木材になるまで気長にお互いお付き合いできるならあるのかも知れません。ただこの取り組みは欲張らず少しづつ。
「裏庭のクヌギ」家の屋根に枝がかぶさってきた木を伐採したものから
「近所の山桃」知人がこれ要らん?とトラックから降ろしてくれた丸太から、いい色です。
左「ウバメガシ」やはり裏庭で伐採、重く堅い木ですが使いよう。
右「諭鶴羽の山桜」台風で倒れた木を頂いて、赤身と白太のコントラストが綺麗。
脚部は材料がギリギリの長さでも何とかなるように鉄部に協力してもらう事に、これなら木の長さが35cm〜40cm位あればスツールの高さになる。鉄三脚の制作は以前からのご縁で徳島の(有)川口鉄工所の川口さん、角度はOK!今日は打ち合わせでした。
なべ敷き
直径約14cm〜約16cmの円盤を沢山作ってみました。土鍋、ホーロー鍋、やかん、コーヒーサーバー、穴の空いていないものは机の上で文具でも、使う人の発想で自由に と思います。淡路島の人しかぴんと来ないだろう地名も付けて「鮎原の山桃」、「慶野松原の肥松」、「諭鶴羽の山桜」、「賀集の古材欅」、樹種はひとまず4種類。
材料がある時、ある限りの制作です、また他の樹種も見つけて作る楽しみもあり、つづく(工房で販売)
古材欅、山桜
山桃(濃淡)
肥松
年末です、が新しいこと
板にして数年置いたもの、一年ほど置いたもの、丸太のまま放置したもの、最近切ったもの、淡路島内で育った木を実験材料に又実用に使いたいと少しづつ集めてみたものを年末だからという訳ではないのですが、この十二月は整理したいと思い少し移動したり、乾いて使えそうな物は加工し始めたりしてみました。結果、材を小割りするので余計に片づかない事になっている。それでも面白い発見があったり、分からないこともあり、はっきりとこの樹種のこのグレードの物として購入してくる木材とは違った味わいを見つける事ができるものです。今回ヤマモモの木を削って見ると色味がはっきりと二種類(三枚目の写真)に分かれ、紫がかった色の濃いものと、やや赤味は入るけど乳白に近いものとがありました。片方は屋外、もう一方は屋内で乾かしていたのでその違い?と考えましたが、家の周辺にあるヤマモモの木は実が成るものと成らないものがあることを思い出して、雌株と雄株の違いかと、濃い方の板の色はあの熟すと濃い赤紫色になる実の色素をまさに感じるのでそうだろうと思い込んでいますが、実の成る木を狙い撃ちして板にしてみないと定かではありません。まだ樹種のわからない木も有ります(四枚目写真)木口が黒い(茶褐色)木、やはり家の近くで生えていた木ですが道路拡張工事ですでに伐採されていたものを引き取ったので立木姿や葉の形もわかりません、樹種名わかる方おられたら是非教えてください。
数十メートル先の工事現場から
ヤマモモの濃淡
この木何の木?
建物の古材ケヤキ、上等
今年始めた旋盤で材いろいろ挽く
片身替わりの椅子/淡路島の山桜
「かたみがわり」20代の頃骨董屋に教えられた言葉です、周囲を二面に分けて片側づつ全く違った雰囲気の綺麗な絵付けをしている猪口を見ていると、これはそういう技法なのだと。大胆さが気に入ってその時に買ったものは今も大切に持っています。さて今年の初めにこのページにも書いた南あわじ市の諭鶴羽山系の山で倒れていた山桜で椅子を作ってみました。綺麗な赤身で仕上げてみようと始めたものの如何せん径が無いのでなかなか部材が取り出せない、そこで仕上がりの考えを変えて片側から見ると白太、逆の片側から見ると赤身、という「片身替わりの椅子」となりました。きっちりとした工作で作りましたが木の乾燥はまだ少し甘め、後で少し暴れてくるくらいが良い味が出るかもしれません。一脚限り。